2023 年 4 月 11 日でマイクロソフトOffice2013の延長サポートが終了しました。
商品発売から10年が経過していますのでパソコンのリプレースとともに新しいバージョンのOfficeをご利用のクライアント様が多いと思われますが...
現状でも継続利用のクライアント様にサポート切れの問題点と対応方法のご提案です。
サポートが終了してもソフト自体は利用出来ます。動作しなくなるとか制限がかかると言うことは無いですが以下の様な懸念事項が発生します。
■更新プログラムの提供がなくなることによるセキュリティ上のリスクが一番の問題と思われます。
通常は脆弱性が発見されれば対策されるセキュリティ上のリスクが放置されたままの状態での利用となります。小規模オフィスであってもビジネスで利用する環境においては社内や取引関係先まで含めて考えるとその影響は小さなものでは無いと考える必要があります。
■対応方法としては
今回クライアント様に提案させていただいた内容は以下の通りです。
1)パソコン(Office付属)ごと更新
おそらく2013が動作しているパソコンは古く、現状の機器と比べるとパフォーマンスも落ちることから仕事の効率化という面では一番効果があると思われます。但し費用もそれなりに発生しますが...
ビジネスでの利用と言うことで今回一番効果的な対応と考えています。
オフィスについてはパソコンに添付の買切型Office2021を利用しました。
一部ユーザー様でこの機会にサブスク型のマイクロソフト365導入というケースもありました。
2)パソコンはそのままで買切型Office2021を導入
このパターンは提案はしましたが選択されたケースはありませんでした。
近い将来、パソコンの購入を予定しているというケースが多く、3)で紹介のサブスク型Officeの導入の方が実情に合ったのでは無いかと思います。
3)パソコンはそのままでサブスク型マイクロソフト365を導入
パソコンの更新までの短期的な対応として数ヶ月から1年の利用を想定したサブスク型のマイクロソフト365の導入を提案させていただきました。またIT環境の変化もありマイクロソフト365をこの機会にテストに導入してみてはと提案させていただきました。
短期的と考えるとコスト的にも非常に良い提案と考えております。
4)現状のまま継続利用
対象のパソコンのセキュリティ上のリスクを充分考慮いただいた上での継続利用です。
状況に合わせて、リスクを回避する使用方法も検討すべき所ではありますが...
クライアント様毎に検討していくしか無いとかんがえています。
■その他のバージョンのオフィスのサポートについて
今回はOffice2013でしたが、その他のバージョンのオフィスでも同様の事が起こります。
またマイクロソフトの方針もあって延長サポートが短くなっております。
以下のリンクにてご確認ください。
>>バージョン毎のサポート期間